【中国語】経験・近い未来を表すアスペクト
今回は中国語の「経験・近い未来を表すアスペクト」を紹介したいと思います。中国語検定やHSKのような資格を目指している方や中国語に興味のある方など、いろいろな方が読みやすいようにまとめましたので、ぜひご覧ください。
経験を表す「过」
動詞の後ろに「过」を置くと「~したことがある」という経験の意味を示します。否定形はアスペクト構文全体のルール通り、「没(有)」を使います。このとき「过」は消えません。また、経験の表現では、肯定文では副詞「曾经」、否定文では副詞「从来」とともに使うことが多いです。
- 我们 曾经 说 过 话。(私たちはこれまで話したことがあります。)
- 我们 从来 没(有) 说 过 话。(私たちはこれまで話したことがありません。)
近い未来を表すアスペクト
「まもなく~する」と近い未来の状況を説明するアスペクトは「要+動詞(+~)+了」の形で表現します。その他にもいろいろな表現があります。「要」の前に「快」「就」などを置くと以下のようなニュアンスを加えて表現できます。
- 要+動詞(+~)+了
- 我 要 获得 硕士 学位 了。(私はもうすぐ修士号を取ります。)
「快(要)~了」はより差し迫ったニュアンスを表現します。「快(要)」の前には具体的な時間を示す語を置くことは出来ません。
- 快(要)+動詞(+~)+了
- 春节 快(要) 到 了。(春節はもうすぐやってきます。)
「就要~了」も差し迫ったニュアンスを表現します。しかし、「快(要)~了」とは異なり、しばしば具体的な時間を示す語と一緒に使われます。
- 就要+動詞(+~)+了
- 他 乘坐 的 航班 大约 半小时后 就要 起飞 了。(彼が乗る便はおよそ30分後には離陸します。)
最後に
いかがでしたか?それぞれのアスペクトの意味やニュアンスをしっかり覚えておきましょう!