【中国語】使役構文
今回は中国語の使役構文について紹介したいと思います。中国語に興味のある方や、中国語検定、HSKのような資格に挑戦したい方など、多くの方が読みやすいようにまとめましたので、ぜひ読んでいってください!
使役構文は一人二役の兼語文
使役構文では「让」「叫」「使」などを使います。これらは介詞のように見えますが、文の中で動詞の役割を果たしています。使役構文は下の文が一つになったものです。
- 父亲 让 我 (父は私にさせる)
- 我 包 饺子 (私は餃子を作る)
この二つの文の「我」は、①の文では目的語ですが、②の文では主語になっています。このように、一つの語で二つの意味を担ってできる文を兼語文といいます。
- 父亲 让 我 包 饺子。(父は私に餃子を作らせる。)
- 导游 让 大家 报名去 看 京剧。(ガイドは皆さんに申し込みさせて、京劇を観に行かせます。)
「使」だけの用法
使役の「使」は文語的な表現に多く使い、動詞部分は動作を表さないものが来ることが多いです。
この文章は「主語+使+人・もの+状態を表す熟語」となっていますね。
使役構文の否定文と疑問文
否定文
使役構文の否定文は使役を表す動詞の前に否定副詞「不」「没」を置いて作ります。
- 我 的 妈妈 肯定 不 让 我 旅游。(私の母は絶対に私を旅行に行かせません。)
- 我 的 爸爸 没 让 我 去 中国 留学。(私の父は私を中国へ留学させませんでした。)
どちらも「不/没+让」の形です。
疑問文
使役構文の疑問文は文末に「吗」を置くか、「有」「没有」を用いた反復疑問文にして作ることが出来ます。
- 他 让 你 在 北京 一个人 生活了 吗?(彼はあなたに北京で一人で生活させましたか?)
- =他 (有) 让 你 在 北京 一个人 生活了 没有?
- =她 有没有 让 你 在 一个人 生活?
どのパターンも覚えておきましょう!
最後に
いかがでしたか?重要な内容なので、よく復習しておきましょう!