中国文化の紹介

中国文化や中国語など自分が興味のあることを中心に記事にしています。有名なものはもちろん、あまり知られていないことも記事にできればと思います。最近は中国語を学びたい人向けに、中国語の文法や発音について紹介しています!

【中国語】修飾語~定語と状語~

今回は中国語の「定語と状語」について紹介したいと思います。中国語検定やHSKのような資格の獲得を目指している方や中国語に興味のある方など、いろいろな方が読みやすいようにまとめましたので、ぜひご覧ください!

 

定語(連体修飾語)

中国語には「~の」という意味の「的」という語があります。「的」は後ろに置く名詞を修飾する語句、つまり定語を作ることが出来ます。

 

「的」を使う定語

名詞や人称代名詞だけでなく、動詞、形容詞さらには文章にも「的」をつけて定語を作ることが出来ます。中国語に動詞や形容詞の活用形がないため、ほとんどの定語表現で「的」を使わなければなりません。「行く(の)日」や「うつくしい(の)山」という表現は日本語ではおかしいですが、中国語では「の」に当たる「的」をつけて表現することが基本的な表現になります。

 

  • 经济 方面新闻 对我 的 工作 很 有 帮助。(経済方面のニュースは私の仕事の役に立ちます。)
  • 喜欢 穿 白色 衣服奴孩子 在 生活中 态度 积极。(白い服を着るのが好きな女の子は生活の中での態度が積極的です。)
  • 同情 是 最 美好 情感 之 一。(同情は最も美しい情感の一つです。)
  • 做生意 时会遇到 竞争 带 来压力。(商売をするとき競争がもたらすストレスに出くわすこともあります。)

 

「的」を使わない(ことが多い)定語

以下のような場合、「的」を付けなくても良いので覚えておきましょう。

 

1. 「人称名詞+的+名詞」のときで人称代詞と名詞の関係が家族関係、所属関係にあるときは「的」は省略できます。

例:我妹妹(私の妹) 我学校(私の学校)

 

2. 「数詞+量詞+名詞」という句では、名詞の前に「的」は不要です。

例:两座山(2つの山) 三只老虎(3匹のトラ)

 

3. 単音節(漢字一字の形容詞)が定語になる場合は、普通「的」を使いません。

例:热咖啡(熱いコーヒー) 好朋友(よい友達)

 

状語(連用修飾語)

直接動詞、形容詞を修飾する状語

状語は動詞、形容詞を修飾する語句で副詞的な役割を果たしているものです。例えば以下のような語句は、直接動詞や形容詞の前に置き、すべて状語です。

 

  • 時間や場所を示す語   明天来 (明日来ます)
  • 疑問代詞                             怎么来 (どうやって来ますか)
  • 副詞                                    马上来 (すぐ来ます)

 

また単音節の形容詞も直接、動詞・形容詞を修飾します。

 

  • 快跑 速く走る
  • 慢走 ゆっくり歩く

 

「地」を使って作る状語

2音節の形容詞などが状語になるときは「的」と同じ発音で状語を作る「地」が必要な場合があります。

 

  • 今天 的 重点 是 准确 地 找到 解决 问题 的 方法。(今日の重点は正確に問題を解決する方法を見つけ出すことです。)

 

よく使う状語のフレーズを紹介します。

  • 认真地学习(まじめに勉強する)
  • 积极地参加(積極的に参加する)
  • 小心地说(気を付けて言う)
  • 耐心地看书(忍耐強く本を読む)
  • 一遍一遍地教给小狗(1回1回子犬に教える)

 

最後に

いかがでしたか?今回の内容はどれも重要なのでよく押えておきましょう!