【麻雀】途中流局について解説
途中流局について解説
今回はゲームの途中であっても局が終了してしまう途中流局について解説していきます。初心者の方にも分かりやすいように麻雀用語はなるべく省いて説明していくので気楽に読んでください!
九種九牌(キュウシュキュウハイ)
親の配牌時、もしくは子の第一ツモのとき、手牌にある一、九、字牌が九種類以上あると手牌を公開することで流局させることが出来るという取り決めです。これを九種九牌、九種幺九牌倒牌(キュウシュヤオチュウハイトウハイ)もしくは九種幺九倒牌(キュウシュヤオチュウトウハイ)といいます。あまりにも酷い配牌に対する救済処置ですね。
しかし、子の第一ツモの前に他の人が鳴いていた場合は成立しません。さらに、条件を満たしていても、あえて流局させずに続行させることもできます。九種九牌のときは点数が最も高い役の一つである国士無双を狙える大チャンスなので局を流さない人も勿論います。
四風子連打(スーフォンレンタ)
全員の第一捨て牌が同じ風牌(東、南、西、北)のとき、四人目がその牌を捨てた時点で流局とするルールです。これを四風子連打(スーフォンレンタ)、四風連打(スーフォンレンタ)あるいは四家同風(スーチャトンフォン)といいます。
これも九種九牌のように途中で鳴きが入ったら成立しません。四風子連打の「四」と漢字の「死」の中国語の発音が同じことから縁起が悪いので流局させるルールができたともいわれています。
自分の配牌が悪い時は他の人の捨て牌に合わせて狙ってみるのも一つの手ですね!
四槓散了(スーカンサンラ)
複数のプレイヤーが合計で4回カンしたとき、4回目のカンで流局とするルールです。他の呼び名として四槓算了(スーカンサンラ)、四槓流れ(スーカンナガレ)、四開槓(スーカイカン)ともいいます。正確に言うと4回目のカンをしたときではなく、カンした後、不要牌を捨て、ロンされなかった場合に流局となります。つまり4回カンしても最後の捨て牌でロンされてしまったら流局は成立しません。
「四槓」は中国語で「死棺」と同じ発音であり、縁起が悪いので流局とするルールが出来たとされています。
また、例外として一人のプレイヤーが4回カンした場合は流局とならず、ゲームは続行されます(これは四槓子という役の成立条件です)。つまり、他の人が四槓子を狙っていそうならあえてカンして流局させてしまうのも一つの手です。(しかし、四槓子はかなり珍しい役なので、その局を流された人はブチ切れるかもしれません...)
四家立直(スーチャリーチ)
同じ局で4人のプレイヤー全員がリーチしたときに流局とするルールです。四人立直(ヨニンリーチ)ともいいます。これを途中流局とする理由ですが、これも「四家」と「死家」が同じ発音で縁起が悪いとされています。また、立直を宣言した後は引いてきた牌しか切れないので、みんながリーチしているとゲームがつまらなくなってしまうという理由もあります。
三家和(サンチャホー)
誰かが捨てた牌に対して三人が同時にロンした場合、流局にするという取り決めを三家和、トリロン、トリプルロンもしくは三家和流れと言います。三家和が成立した場合、点数のやり取りは行われません。
三家和が採用されていない場合、「全員のロンが成立するルール」と「ロンされた人から反時計回りに一番近い人のみのロンを認めるルール(頭跳ねと呼びます)」があります。
最後に
いかがでしたでしょうか?今回紹介したルールはたまに使うので麻雀初心者の方は覚えておきましょう!