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【麻雀】暗カンすべきか否かの判断方法

今回は麻雀で暗カンのメリット・デメリットや、暗カンすべき時、すべきでない時の判断方法、暗カンのタイミングについて解説していきたいと思います!

 

初心者の方向けに分かりやすくまとめましたので、ぜひ覚えておきましょう!

 

 

暗槓のメリット・デメリット

暗槓のメリット

まず、は暗槓のメリットを確認していきましょう。メリットとして

 

  • 打点アップ
  • ツモ回数が増える
  • ドラが増える

 

の3つがあります。それぞれ見ていきましょう。

 

打点アップ

 

槓子があると点数計算に出てくる「符」がアップするので点数が伸びます。

 

幺九牌(1、9、字牌)の暗槓は32符、中張牌(2〜8の数牌)の場合は16符増えるので、ざっくりですが、点数が2倍前後増えることになります。これはお得ですよね。

 

詳しい符の計算方法は以下の記事を参考にしてみてください。

 

【麻雀】点数表なしで点数計算する方法 - 中国文化の紹介 (hatenablog.com)

 

ツモ回数が増える

カンすると嶺上牌を一枚ツモる必要があるので、ツモの回数が1回増えます。

 

例えば、北家の場合、誰もポンやチーをしなければツモの回数は17回です。しかし、北家がどこかのタイミングでカンすることで、強制的にツモが1回増え、ツモの回数が18回になります。

 

また、自分のツモ回数を増やすと同時に、山の牌が一枚減るので他の誰かのツモ回数が1回減ります。

 

麻雀においてはツモ回数が一つ増減しただけでも手牌に大きく影響するので、カンのツモ回数の増減は把握しておきたいですね。

 

ちなみに、誰も鳴かなかった場合、ツモの回数は東家、南家が18回、西家、北家が17回と、西家、北家が少し不利になっています。これも覚えて置きましょう。

 

ドラが増える

カンをすると、当然ですがドラが増えます。ドラが増えると自身の点数が伸びる可能性があるます。

 

運が良ければ槓子にドラが乗り、+ドラ4枚なんてこともあるので、そういった意味でカンは魅力的と言えます。

 

しかし、後述しますが、ドラが増えると他家の手牌の点数が伸びてしまう可能性があるので、注意が必要です。

 

 

暗槓のデメリット

続いて暗槓のデメリットを見ていきましょう。暗槓のデメリットは

 

  • 守備力が下がる
  • ドラが増える

 

の2つが挙げられます。詳しく見ていきましょう。

 

守備力が下がる

暗槓すると、手配の枚数が14枚から11枚になり、自由に捨てることができる牌が減ります。

 

暗槓に限らず、ポンやチーにも言えることですが、鳴きすぎると手牌が少なくなり、安全な牌の枚数もどんどん少なくなります。

 

このように安全牌が少なくなると守備力が低下し、他家に放銃しやすくなります

 

なので自分が上がれなさそうなときは安全牌を残しておくという意味で、カンしないのは得策と言えます。

 

ドラが増える

メリットでも紹介しましたが、カンするとドラが増え、点数が上がります。しかしそれは他家も同じです。

 

むしろ、自分の手牌は14枚であるのに対し、他家の手牌は14枚×3人=42枚です。

 

つまり、他家の誰かに新ドラが乗ってしまう可能性の方が格段に高いのです。

 

自分が攻め時でないときや、他家がガンガン攻めている時にはカンをしない方が無難です。

 

逆に自分の手牌が早く進行できている時や、攻めなければ負けてしまう状況ではカンした方が良いですね。

 

この辺りのカンする/しないの判断基準は後述しようと思います。

 

 

暗槓すべきとき・すべきでないとき

暗槓すべきとき

ここでは暗槓すべき状況を見ていきましょう。基本的に暗槓すべき状況は以下の3点です。

 

  • 自分の手牌の進行が早いとき
  • 点数差で大負けしているとき
  • 他家がまだ攻めるか降りるか定まっていないとき

 

一つずつ見ていきましょう。

 

自分の手牌進行が早いとき

例えば自分が四巡目に次のような手牌で、北を引いてきたとします。

 

 

のいずれかを引いてくる」ことで聴牌できる形で、かなり手牌は進んでいるといえます。

 

この時、 を捨てて を引いてくるのを待っても良いですが、 をカンして嶺上牌をツモって来た方が良いです。

 

嶺上からツモってきた牌でテンパイするかもしれませんし、テンパイできなくても特に損する要素はありません。

 

むしろ自分の牌に新ドラが乗る可能性があるのでお得です。

 

勿論、他家の手牌に新ドラが乗ってしまう可能性もありますが、早い順目であれば他家がまだテンパイしている可能性は低いので、これは小さなデメリットとなり、特に気にする必要はないです。

 

点数差で大敗しているとき

例えば、「自分が1000点、下家が45000点、対面が22000点、上家が32000点」という状況を考えます。

 

 

少なくとも対面との21000点差を埋めなければ順位が上がりません。このような時は少しでも高い点数を目指したいですよね?

 

このような時は積極的にカンしていき、自分の打点アップを目指しましょう。

 

もちろん、デメリットで紹介したように、他家の点数が上がる恐れもありますが、もはやこの状況では他家の点数が何点上がろうとも自分の打点を最優先したいので、強気なプレーが求められます。

 

他家が攻めるか降りるか決めきれていないとき

特に序盤中盤にありがちですが、手牌の進行はそこそこ進んでいるものの、まだテンパイしていないときや、テンパイできても点数が低そうなときがよくあると思います。

 

このような状態は、他家の圧力に対して弱い動きになる傾向にあります。

 

例えば立直が挙げられます。手牌がまだ微妙な時に立直された人は「攻め返すと放銃するリスクがあるので安全牌を捨てながら様子見しよう」と考えます。

 

つまり、手牌進行に後れを生じさせることが出来るので、立直して圧力をかけた人が上がりやすい状況に持っていけるのです。

 

このような圧力をかける手段は立直以外にも暗槓が挙げられます。

 

前述したように、他家が暗槓したときは「手牌進行が早い」「打点アップした」という可能性が高いです。

 

そんな状態の相手に対して攻めていくのは、点数が高く、テンパイや1シャンテンくらいの手牌の人くらいです。

 

つまり、立直や暗槓は他家に対してプレッシャーをかけて、降りさせる有効な手段と言えますね!

 

勿論、立直や暗槓したからと言って毎回みんなが降りてくれるとは限りません。むしろこちらが放銃してしまう可能性もあります。

 

しかし、プレッシャーをかけることの意味や大きさはしっかり把握しておきたいです。

 

暗槓すべきでないとき

では次に、暗槓すべきでないときについて見ていきましょう。暗槓すべきでないときは

 

  • 自分の手牌進行が遅いとき
  • 他家の手牌進行が進んでいそうなとき
  • 他家から立直されているとき

 

が挙げられます。これもそれぞれ見ていきましょう!

 

手牌進行が遅いとき

手牌がバラバラで、まだ上がりに時間がかかりそうな手牌の場合、カンしたところで他家に上がられてしまい、カンドラの恩恵を受けられない可能性が高いです。

 

むしろ自分より先に上がった人の打点アップの手助けになってしまうので、手牌がグチャグチャなときはカンは控えましょう。

 

どうしてもカンしたい場合は、とりあえずカンはせずに4枚の牌を手牌にキープしておき、1シャンテンくらいになってからカンするのが良いです。

 

他家の手牌進行が進んでいそうなとき

例えば上家が三副露、対面が二副露していて、自分が1シャンテンだとします。そしてここで四枚目の牌を引いてきて暗槓できる状態になったとします。

 

後述しますが、1シャンテンのときがベストな暗槓のタイミングなので、ここでカンしたくなりますよね?

 

ですがここでカンするのはあまりよくないです。

 

なぜなら、上家や対面が複数回副露しているので、彼らがテンパイしている可能性が高いです。

 

基本的に三副露はテンパイだと思えと言われているので、上家がテンパイしている可能性は非常に高いですし、二副露の対面もテンパイしている可能性は十分あります。

 

このような時に新ドラを増やすと自分が上がる前に他家が先に上がられる可能性が高く、新ドラの恩恵を受けられてしまいます。

 

勿論、ここで積極的に攻めるためにカンするのはありだと思います。しかし、その場合はリスクリターンをしっかり考えながらカンしましょう!

 

 

暗槓のタイミング

 

良いタイミング

暗槓は基本的に一向聴イーシャンテン)のときにするのがベストです。

 

なぜなら二向聴(リャンシャンテン)やそれより遅い状態で暗槓すると、前述のように、自分より先に他家に上がられる可能性が高く、デメリットが大きいためです。

 

「じゃあ、一向聴より聴牌(テンパイ)の方が、自分が上がりに近い状態だから、聴牌時に暗槓する方がよいのでは?」と思う人もいるかもしれません。

 

たしかに、聴牌時の方がアガリまでの時間が短く、自分が一番早く上がれる可能性は高いですし、カンしてツモってきた牌で上がれば「嶺上開花」という役が付くので、さらに点数アップすることも期待できます。

 

しかし、前述したとおり、カンするとツモの回数が1回増え、手牌の進行が進みます。これはかなり重視されます。

 

手牌が一番進行しずらいタイミングでカンし、ツモ回数を増やすことが出来れば早く聴牌まで持っていくことが期待出来るわけです。

 

ここで聴牌一向聴の手牌進行のしやすさを考えてみましょう。

 

一向聴のときは有効牌を鳴くか自分でツモって来ないと手牌は進みませんよね?しかし、聴牌のときは他家の三人からロンできるし、自分でツモっても良いです。

 

つまり、ほぼ自力で牌を揃えなければならない一向聴と、誰から上がっても良い聴牌とでは、一向聴の方が手牌進行が遅いと考えられます。

 

そのため、一向聴時にカンすることでスピーディに手牌進行させることが出来るのです。

 

例外のタイミング

しかし、例外的に二向聴で暗槓するべき状況もあります。それは前述した「圧力をかけたい」ときです。

 

自分の点数が苦しい時ほどカンして圧力をかけていき、打点を稼ぎつつ他家を降ろしに行きたいので、他家の点数が伸びるデメリットは承知の上でカンするのは良いと思います。

 

このあたりのカンする / しないの判断は経験に頼ることも多いので、ぜひ回数をこなしながら身に着けていきましょう!

 

最後に

いかがでしたか?今回紹介した考え方は重要なので是非把握しておきましょう!