中国文化の紹介

中国文化や中国語など自分が興味のあることを中心に記事にしています。有名なものはもちろん、あまり知られていないことも記事にできればと思います。最近は中国語を学びたい人向けに、中国語の文法や発音について紹介しています!

【中国語】発音の基礎<第1回>

今回は発音の基礎ついて紹介していきます。 こちらの記事は前半となっております。子音の詳しい発音方法などは次の記事にしているので、そちらも併せてご覧ください!

 

表記の法則

中国語は漢字の読み方をアルファベットで表します。しかし、全く同じアルファベットでも発音するときの音の高低差などによって別の漢字になります。このような発音の仕方の違いを声調といいます。通常、中国語ではアルファベットと声調を同時に表記したピンインというもので音を表記します。

 

声調

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中国語は四種類の発音の仕方があります。それぞれ見ていきましょう。

 

第一声:高く平らに伸ばす

第二声:急に高く上げる

第三声:ゆっくり、低く抑える(単独で発生されるときのみ末尾を挙げる)

第四声:高いところから急に下げる

 

軽声

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本来の声調が消え、前の声調に続けて短く発音する声調を”軽声”といいます。上の表でいう、青丸の部分です。

ちなみに、この声調と軽声の有名な例文があるので、載せておきます。

 

「妈妈骂马。Māma mà mǎ. 母は馬を罵る。」

 

単母音

中国語に母音は7種類存在します。ひとつずつ見ていきましょう。

 

a:口を大きく開けて「アー」

o:口を丸く突き出して「オー」

e:口を自然に開き、「エ」を出す形で「オ」を出す

i:唇を横に引き「イー」

u:口を丸く突き出して「ウー」

ü:口を小さくすぼめ、「ウ」の形で「イ」と言うつもりで

er:e の音から舌を反り上げる

 

ちなみに個人的なイメージですが、"e"は「イ」と「ア」の中間的な音、"ü"は「ユー」、”er”は「アー」もしくは「アール」(”ル”は巻き舌)の音にそれぞれ近いと思います。

 

練習

最後に発音の練習をしてみましょう。 次の声調を発音してみましょう。実際に音声が出る翻訳機などを使って発音を聞きながら練習すると効果的です。

 

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ちなみに、表記上のルールで「yi, wu, yu」はそれぞれ「i, u, üと同じ発音です。子音が付かないときにこのように表記します。

また、中国語の単語は漢字2文字がほとんどです。2文字の組み合わせからなる実際の言葉も練習してみましょう。

 

   āyí (阿姨=おばさん)
   éyǔ (俄语=ロシア語)
   èyú (鳄鱼=ワニ)
   yìwù (义务=義務)
   wǔyì (武艺=武芸)

 

最後に 

いかがでしたか?今回の内容は起訴中の基礎なので、よく押えておきましょう! 次の記事ではこの続きの子音の詳しい発音などを扱うつもりです。良ければそちらも見てください!