中国文化の紹介

中国文化や中国語など自分が興味のあることを中心に記事にしています。有名なものはもちろん、あまり知られていないことも記事にできればと思います。最近は中国語を学びたい人向けに、中国語の文法や発音について紹介しています!

【中国語】①語順②指示代詞、数詞、量詞名詞の語順③動量詞

今回は「語順」「指示代詞、数詞、量詞名詞の語順」「動量詞」について紹介していきたいと思います。中国語を学び始めたばかりの方や、HSK合格を目指している方など、幅広い方が分かりやすいように纏めましたので是非読んでみてください!

中国語の基本的な語順

中国語では名詞や代詞のほかに、形容詞や動詞などがそのまま主語や目的語になるケースがあります。

動詞、動詞句が主語、目的語になる場合

日本語では動詞を「<動詞>+すること」という形にして名詞化させますが、中国語の場合、その必要はありません

 

  • 后悔 也 来不及 了。(公開しても手遅れです。)

この例の場合、「后悔(後悔する)」という動詞が主語になっています。

また、目的語が動詞や動詞句の場合、1つの文章で動詞が2つ重なって表現されます。

 

  • 这个 城市 决定 增加 两倍 出租车 的 数量。(この町はタクシーの数を二倍増やすことを決めた。)

この場合、「增加(増やす)」という動詞が目的語になっています。

また、主語にも目的語にも動詞が来るパターンも勿論あります。

 

  • 做 生意 需要 重视 了解 市场 需求。(商売をするには、市場の要求を理解することを重視する必要があります。)

これも主語の「做 生意」が動詞+目的語であり、目的語の「重视 了解 市场 需求」も動詞+目的語となっています。

 

形容詞が主語になる文

日本語では「美しい」→「美しさ」というように、「~さ」として形容詞を名詞化しますが、中国語では変化させる必要はありません

 

  • 便宜 没(有) 好货,好货 不 便宜。(安いものにいいものはなく、いいものは安くない)

これは安いという意味の「便宜」がそのまま主語になっていますね。

 

指示代詞、数詞、量詞、名詞の語順

「この建物」というとき、中国語では指示代詞「这」と名詞「楼」の間に必ず量詞を置きます。また、数詞は量詞の前に置きますが、名詞が示すものが1つの場合、「一」は省略されます。

 

  • 这 (一) 座 楼 一共 有 28 层。(この建物は全部で28階あります。)

「座」が量詞です。「一」は上記の通り省略することが出来ます。

 

  • 假 的 朵 花 在 入口 旁边。(偽物の2輪の花が入口のそばにあります。)

「朵」が量詞です。花の本数は2本なので「两」は省略できないことに注意しましょう。

 

量詞は名詞ごとに決まっているので無数に存在します。ここでは代表的なものを何個か紹介しておきます。

f:id:danceinthememories:20220331182236p:plain

動量詞

動量詞のある文の語順

動作の回数を示す語を動量詞といいます。動量詞は時間量を表す語と同じく、動詞の後ろに「数詞+動量詞」という語順で置きます。

 

  • 一般 一天 吃 三 顿 饭。(普通、一日に三回ご飯を食べます。)
  • 去年 我 参加 了 三 场 足球 比赛。(去年私はサッカーの試合に三回参加しました。)

上の例では「三顿」が、下の例では「三场」が「数詞+動量詞」の語順になっています。

 

動量詞がある文の目的語の位置

目的語が普通の名詞の場合は「数詞+動量詞」の後ろに置きます。また、目的語が人称名詞や指示名詞の場合は動詞の直後に代詞を入れます。

 

  • 我 去 一 趟 中国。(私は一度、中国に行きます。)
  • 以前 我 见过 他 两 次。(以前私は彼に二度あったことがあります。)

上は「一趟中国」が数詞+動量詞+目的語になっており、下は「见过他两次」が動詞+指示代詞+動量詞+目的語になっています。

 

最後に

いかがでしたか?語順は基本的な内容ですので復習してしっかり押さえておきましょう!