中国文化の紹介

中国文化や中国語など自分が興味のあることを中心に記事にしています。有名なものはもちろん、あまり知られていないことも記事にできればと思います。最近は中国語を学びたい人向けに、中国語の文法や発音について紹介しています!

【中国語】①様態補語②結果補語

今回は中国語の様態補語結果補語について紹介していこうと思います。中国に興味のある方や中国語検定やHSKのような資格を目指している方などに分かりやすいようにまとめましたので、ぜひ読んでみてください!

 

様態補語が修飾する動詞に目的語がある場合

補語は動詞や形容詞の直実後ろに付くという原則があるので、動詞が伴っている目的後の後ろにつけることはできません。そこで同じ動詞を目的語の後ろに繰り返して、「動詞+目的語+動詞+様態補語」という語順で並べます。

 

  • 钢琴 真好。(彼はピアノを弾くのが本当にうまいです。)

この場合「弾」が動詞なので2回繰り返していますね。

また、このように目的語を持つ動詞に様態補語が付く場合、前の動詞は省略することができます。

 

  • 钢琴 真好。(彼はピアノを弾くのが本当にうまいです。)

最初の動詞が省略されて「目的語+動詞+様態補語」の形になっていますね。

 

様態補語の否定文と疑問文

様態補語の否定文

普通、否定文は述語となる形容詞・動詞の前に否定詞を付けて作りますが、様態補語がある文では意味の中心がある様態補語(「得」の後ろ)の部分に否定詞をつけて作ります。

 

  • 干杯 后 她 多。(乾杯の後、彼女はお酒をたくさん飲みませんでした。)

「得」の後ろに「不」を付けます。

 

様態補語の疑問文

文末に「吗」を置く疑問文
  • 讲 课 讲 得 热情 ?(彼は講義をするのが熱心ですか?)

他の文の疑問文と同じように、文末に「吗?」を置くことで疑問文となります。

 

正反疑問文

様態保護の文では、否定形が様態補語部分を否定したように正反疑問文も、述語の部分を「肯定形+否定形」にするのではなく、様態補語の部分を正反疑問文の形にします。

 

  • 你 吃 西红柿 吃 得 多不多(あなたはトマトを沢山食べますか?)

「動詞+得+様態補語(肯定形+否定形)」の順番ですね。

 

様態補語部分を疑問代詞「怎么样」にする疑問文

以下のように「〜するのがどうか」と広く聞く言い方もあります。

 

  • 他 汉语 说 得 怎么样?(彼は中国語を話すのはどうですか?)

「得」の後ろに「怎么样」を付け加えて「動詞+得+怎么样?」の形にしていますね。

 

結果補語

動詞の後ろに動詞や形容詞を続けてある動作をした結果どのようになったかを説明する用法があります。この動詞の後ろにつく動詞や形容詞のことを結果補語といいます。結果補語になることができる動詞・形容詞は限られていますので、それらを覚えながら用法を学びましょう。

 

結果補語になることができる動詞・形容詞

結果補語の用法は動詞の後ろに動詞や形容詞を重ねて作り、前の動詞の動作を行なった結果どのようになったかを後ろに来た動詞や形容詞で説明します。そのため結果補語の文では過去でも未来でもある時点において動作が既に完了していることが大前提となります。

 

  • 她 巧克力。(私は彼女にチョコレートを送ります。)

「给」は「彼女へ」という意味の結果補語です。

 

結果補語になれる動詞

結果補語になることができる動詞は限られた動詞です。また、その結果補語の前にくることができる動詞も決まったものだけです。ここでは代表的な結果補語を紹介します。

 

「到」:到着店に着くこと、目的達成の意味

我 想 找 适合 自己 的 人。(私は自分に相応しい人を見つけたいです。)

 

「会」:習得する意味

我 以 中国歌 学 汉语 了。(私は中国の歌で中国語をマスターしました。)

 

「开」:ある場所から離れる意味

我 离 中国 三年 了。(私は中国を離れて3年になりました。)

 

「完」:「〜し終わる」の意味

我 看 了 这遍 三百页 的 小说。(私はこの300ページの本を読み終わった。)

 

「走」:その場から離れる意味

一个 笑话 也许 就 能 带 我们 的 烦恼。(ある笑い話は私たちの悩みを持ち去ることができるかもしれません。)

 

「住」:しっかりと固定する意味

人们 需要 记 很 多 密码。(人々は多くのパスワードをしっかり覚える必要があります。)

 

最後に

いかがでしたか?中国語を覚えたい方は今回の内容をよく復習して覚えておきましょう!!