【中国語】呼応の表現
1つの文でありながら、呼応表現を使って関連詞(接続詞)を使った複文のように、2つ以上の動作や様子などの内容を表現する文があります。ここでは代表的な呼応表現を学びましょう!
いろいろな呼応表現
「连~也/都…」
「~でさえ…である」という意味の呼応表現です。介詞の「连」は副詞「也」「都」に呼応して言い表します。
- 网上 的 聊天 工具 连 人们 办公 也 离不开 它 了。(インターネット上の会話ツールは。人々の仕事でさえそれらから離れられなくなってしまいました。)
「难道~吗」
「まさか~でもあるまい」という意味の呼応表現です。「难道」は副詞で、話者の気持ちを表しています。これは文頭におかれ、文全体を修飾する働きがあります。
- 难道 你 不 知道 这 是 关键 吗?(まさかこれが肝心な点だということを知らないのですか?)
「越~越…」
「~すればするほど…」と、ある事象の程度が甚だしくなると同時に別の事象の程度もそのようになることを表現します。同一の事柄に関する2つの面をいう表現のほか、別の事柄のそれぞれの特質が相乗的に変化することを示す場合にも使われます。
- 对 自己 越 熟悉 的 东西, 往往 越 没有 新鲜感。(自分にとってよく知るものであればあるほど、往々にして新鮮味はなくなります。)
- 时间 越 长,味道 越 好。(時間が長ければ長いほど、味も良くなります。)
「又~又…」
「~であり…でもある」と、ある事柄に対して、異なる性質や特質が同時に存在することを示します。
- 那个 白色 的 盒子 又 脏 又 破。(あの白い箱は汚くて壊れています。)
- 今天 又 下雨 又 刮 大风。(今日は雨が降るうえに、大風が吹いています。)
最後に
いかがでしたか?今回の内容はよく押えておきましょう!
【中国語】語順が特殊な文
今回は中国語の「語順が特殊な文」について紹介したいと思います。中国語検定やHSKのような資格を目指している方や中国語に興味のある方にも分かりやすいように説明しているので、ぜひご覧ください!
存現文の語順
存現文は存在を示す「存在文」と出現・消失を示す「現象文」に大別されます。その語順は、日本語訳で「~が」に当たるものが、目的語として動詞の後ろに置かれるところに大きな特徴があります。それぞれの用法を見ていきましょう。
存在を表す文:存在文
存在を示す「有」は「場所+有+存在する人/もの」という語順で文を作ります。このとき、『「存在する人/もの」が「場所にある」』と訳し、目的語の位置にある「存在する人/もの」が意味の上では主語になっています。
- 十九 世纪 以前, 那个 农村 的 旁边 有 一条 小河。(19世紀以前、あの農村の横に、ある小川がありました。)
また、「場所/時間+動詞+着+存在する人/もの」の形で「~てある」という意味を表す以下のような文も「有」の文と同じ語順になります。
- 桌子 上 放 着 一本 书。(机の上に本が一冊おいてあります。)
出現・消失などの現象を表す文:現象文
ものが出現したり消えたりすることを示す動詞も、目的語の位置に意味上の主語をもってくる文を作ります。
- 不熟悉 的 地方 容易 发现 它 的 美丽 之 处。(よく知らないところで美しいところが見つかりやすいです。)
また、以下のような動詞に「了」や方向補語が付いた文も、動詞部分が出現や消失を表し、目的語の位置に意味上の主語が置かれます。
- 那边 开 过 来 了 一辆 公交车。(あちらからバスがやってきました。)
- 我们 班 走了 一个 学生。(私たちのクラスから学生が一人いなくなりました。)
どちらも「場所+動詞部分+出現/消失する人/モノ」となっています。
自然消滅を示す文
「雨が降る」「雪が降る」「風が吹く」という表現も、中国語では存現文と同じ語順で作ります。意味上の主語である自然現象は動詞の後ろに置かれます。自然現象の文は、動詞の前に形式上の主語を置かないのが普通です。自然現象を起こしている「天」は自明のもので書く必要がないからです。
- 刚才 听 广播 说明 可能 会 下 大雨。(今しがた、ラジオで大雨が降るかもしれないと説明されているのを聞きました。)
動量詞がある文の語順
動量詞とは動作の回数を示す語句のことです。動量詞には「遍(始めから終わりまでを通した回数)」「次(動作の回数)」「顿(食事などの回数)」などがあります。
回数を示す「数詞+動量詞」は文の中では動詞の後に置くというルールがあります。しかし、その動詞に目的語がある場合は、その目的語の性質によってそれぞれ語順の決まりがあります。ここでは目的語の性質別に見ていくことにします。
目的語が普通の名詞のとき
目的語が人称代詞などのときは、動量詞は動詞と目的語の間に置きます。
- 我 女儿 今天 吃 了 三顿 饭。(私の娘は今日3回食事しました。)
目的語が代詞のとき
目的語が人称代詞のときは動量詞は「動詞+目的語」の後ろに置きます。
- 我 见过 他 两 次。(私は彼に2度あったことがあります。)
目的語が固有名詞のとき
目的語は固有名詞の場合は動量詞と目的語の位置はどちらにおいても構いません。
- 我 参观 过 长城 三次。
- =我 参观 过 三次 长城。(私は万里の長城を3回見学したことがあります。)
最後に
いかがでしたか?今回の内容は少し複雑ですが、ぜひ覚えておきましょう!
【中国語】修飾語~定語と状語~
今回は中国語の「定語と状語」について紹介したいと思います。中国語検定やHSKのような資格の獲得を目指している方や中国語に興味のある方など、いろいろな方が読みやすいようにまとめましたので、ぜひご覧ください!
定語(連体修飾語)
中国語には「~の」という意味の「的」という語があります。「的」は後ろに置く名詞を修飾する語句、つまり定語を作ることが出来ます。
「的」を使う定語
名詞や人称代名詞だけでなく、動詞、形容詞さらには文章にも「的」をつけて定語を作ることが出来ます。中国語に動詞や形容詞の活用形がないため、ほとんどの定語表現で「的」を使わなければなりません。「行く(の)日」や「うつくしい(の)山」という表現は日本語ではおかしいですが、中国語では「の」に当たる「的」をつけて表現することが基本的な表現になります。
- 经济 方面 的 新闻 对我 的 工作 很 有 帮助。(経済方面のニュースは私の仕事の役に立ちます。)
- 喜欢 穿 白色 衣服 的 奴孩子 在 生活中 态度 积极。(白い服を着るのが好きな女の子は生活の中での態度が積極的です。)
- 同情 是 最 美好 的 情感 之 一。(同情は最も美しい情感の一つです。)
- 做生意 时会遇到 竞争 带 来 的 压力。(商売をするとき競争がもたらすストレスに出くわすこともあります。)
「的」を使わない(ことが多い)定語
以下のような場合、「的」を付けなくても良いので覚えておきましょう。
1. 「人称名詞+的+名詞」のときで人称代詞と名詞の関係が家族関係、所属関係にあるときは「的」は省略できます。
例:我妹妹(私の妹) 我学校(私の学校)
2. 「数詞+量詞+名詞」という句では、名詞の前に「的」は不要です。
例:两座山(2つの山) 三只老虎(3匹のトラ)
3. 単音節(漢字一字の形容詞)が定語になる場合は、普通「的」を使いません。
例:热咖啡(熱いコーヒー) 好朋友(よい友達)
状語(連用修飾語)
直接動詞、形容詞を修飾する状語
状語は動詞、形容詞を修飾する語句で副詞的な役割を果たしているものです。例えば以下のような語句は、直接動詞や形容詞の前に置き、すべて状語です。
- 時間や場所を示す語 明天来 (明日来ます)
- 疑問代詞 怎么来 (どうやって来ますか)
- 副詞 马上来 (すぐ来ます)
また単音節の形容詞も直接、動詞・形容詞を修飾します。
- 快跑 速く走る
- 慢走 ゆっくり歩く
「地」を使って作る状語
2音節の形容詞などが状語になるときは「的」と同じ発音で状語を作る「地」が必要な場合があります。
- 今天 的 重点 是 准确 地 找到 解决 问题 的 方法。(今日の重点は正確に問題を解決する方法を見つけ出すことです。)
よく使う状語のフレーズを紹介します。
- 认真地学习(まじめに勉強する)
- 积极地参加(積極的に参加する)
- 小心地说(気を付けて言う)
- 耐心地看书(忍耐強く本を読む)
- 一遍一遍地教给小狗(1回1回子犬に教える)
最後に
いかがでしたか?今回の内容はどれも重要なのでよく押えておきましょう!
【中国語】経験・近い未来を表すアスペクト
今回は中国語の「経験・近い未来を表すアスペクト」を紹介したいと思います。中国語検定やHSKのような資格を目指している方や中国語に興味のある方など、いろいろな方が読みやすいようにまとめましたので、ぜひご覧ください。
経験を表す「过」
動詞の後ろに「过」を置くと「~したことがある」という経験の意味を示します。否定形はアスペクト構文全体のルール通り、「没(有)」を使います。このとき「过」は消えません。また、経験の表現では、肯定文では副詞「曾经」、否定文では副詞「从来」とともに使うことが多いです。
- 我们 曾经 说 过 话。(私たちはこれまで話したことがあります。)
- 我们 从来 没(有) 说 过 话。(私たちはこれまで話したことがありません。)
近い未来を表すアスペクト
「まもなく~する」と近い未来の状況を説明するアスペクトは「要+動詞(+~)+了」の形で表現します。その他にもいろいろな表現があります。「要」の前に「快」「就」などを置くと以下のようなニュアンスを加えて表現できます。
- 要+動詞(+~)+了
- 我 要 获得 硕士 学位 了。(私はもうすぐ修士号を取ります。)
「快(要)~了」はより差し迫ったニュアンスを表現します。「快(要)」の前には具体的な時間を示す語を置くことは出来ません。
- 快(要)+動詞(+~)+了
- 春节 快(要) 到 了。(春節はもうすぐやってきます。)
「就要~了」も差し迫ったニュアンスを表現します。しかし、「快(要)~了」とは異なり、しばしば具体的な時間を示す語と一緒に使われます。
- 就要+動詞(+~)+了
- 他 乘坐 的 航班 大约 半小时后 就要 起飞 了。(彼が乗る便はおよそ30分後には離陸します。)
最後に
いかがでしたか?それぞれのアスペクトの意味やニュアンスをしっかり覚えておきましょう!
【中国語】完了のアスペクト
今回は中国語の「完了のアスペクト」について紹介したいと思います。中国語検定やHSKなどの資格を目指している方や中国語に興味のある方でも分かりやすいようにまとめましたのでぜひご覧ください!
完了の「了」
動詞の後ろに「了」を付けると、ある動作が完了したことを示します。完了の「了」の後ろには目的語が来ることが多いです。その時、目的語は必ず定語によって修飾されたものでないと文を終えることが出来ません。
- 我 吃 了 饭,,,(私はご飯を食べてしまって…)
- 我 吃 了 一顿 饭。(私は1食のご飯を食べました。)
上の例文は定語が付いていないので文章が続いていくようなニュアンスがあります。
また、完了の「了」の分の否定形は「没(有)」を使い、そのとき「了」は消えます。
- 他 说 的 问题 没(有) 超出 今天 讨论 的 范围。(彼が話す問題は今日の討論の範囲を超えていません。)
完了の「了」と語気助詞の「了」
「了」には完了の助詞のほかに、文末につけて、状況が変化したことを示す語気助詞もあります。これは文全体の状況が変化したことを言い表します。
- 这家 面馆 的 历史 已经 超过 50年 了。(この麺レストランの歴史は既に50年を超えました。)
語気助詞の「了」は完了の「了」と同時に使うことがあります。完了の「了」の文の目的語に定語の修飾語がないと文は終わりませんが、語気助詞の「了」を付けると文を終えることが出来ます。
- 我 吃 了 饭 了。(私はご飯を食べました。)
このような文はしばしば完了の「了」が省略されます。
- 我 吃 饭 了。(私はご飯を食べました。)
最後に
いかがでしたか?今回は2種類の「了」を紹介していきました。これらの意味の違いをしっかり抑えておきましょう!
【麻雀】1翻の役一覧 <初心者向け>
今回は麻雀で広く採用されている1翻の役を紹介していこうと思います。出現頻度が高い役も多いので麻雀初心者の方や麻雀に興味のある方はぜひ読んで見てください!
- 門前清自摸和(メンゼンツモ)
- 立直(リーチ)
- 一発(イッパツ)
- 断幺九(タンヤオ)
- 平和(ピンフ)
- 一盃口(イーペーコー)
- 役牌(ヤクハイ、ファンパイ)
- 嶺上開花(リンシャンカイホウ)
- 槍槓(チャンカン)
- 海底撈月(ハイテイラオユエ)
- 河底撈魚(ホウテイラオユイ)
門前清自摸和(メンゼンツモ)
漢字の読み方(正式名称)は「メンゼンチンツモホー」といいます。ポンやチー、明槓をしていないときに上り牌を自分でツモったときに付く役です。手牌で条件を揃えるタイプの役ではないので初心者の方は慣れないかもしれませんが、出現頻度は高いので把握しておきましょう。
立直(リーチ)
ポンやチー、明槓をしていない状態でテンパイ(あと一枚揃うと上がりの状態)したとき、「リーチ」と宣言することで打点をアップすることが出来ます。他プレイヤーにテンパイ状態を教えてしまうというデメリットはありますが、点数が上がるので非常に使い勝手の良い役です。全ての役の中で最も出現頻度が高く、「日本麻雀」を象徴する役と言えます。(中国など、外国や他地域にはリーチという役は存在しません。)
一発(イッパツ)
立直したあとの1巡以内で上がったときに付く役です。ただし、1巡以内にポンやチー、カンが入った場合は無効になります。おまけのような役ですね。リーチしていない場合はつかない役なので注意です。
断幺九(タンヤオ)
数字の牌の2~8のみで手牌を構成すると成立する役です。名前の由来は「幺九牌(1と9と字牌)を断つ」という意味です。これも良く出現する役であり、他の役とも複合させやすいので、ぜひ覚えておきましょう。
平和(ピンフ)
この役は説明が少し複雑です。下記の条件をすべて満たした場合、成立します。
両面待ちについての詳しい説明は下記リンクをご覧ください。説明が長くなるので今回は割愛します。
条件が多く、一見成立しにくそうな役ですが、出現頻度は高く、麻雀の王道を往く役です。ちなみに、上記の4つの条件は一言でいうと「符が付かない」と表現できます。「符」とは、点数計算の際に出てくるのですが麻雀の点数計算は複雑で初心者が1番最後に覚える者なので今回は「へ~、符って言うのが付かないのかあ」くらいに感じてもらえれば十分です。
一盃口(イーペーコー)
数字の牌の3枚組のうち、2つが同じ種類の牌で同じ階段の並びになっているときに成立する役です。例えば漢数字の牌の「2,3,4」「2,3,4」があれば成立します。
役牌(ヤクハイ、ファンパイ)
自風牌、場風牌、三元牌を3つ集めると成立する役です。三元牌とは「白、發、中」のことですね。場風牌とは全員共通の方角(東一局の場合は東)の牌のことで、自風牌とは自分の方角(南家の場合は南)の牌です。
嶺上開花(リンシャンカイホウ)
カンして持ってきた牌で上がったときに成立する役です。名前がかっこいいですね。偶然役です。
槍槓(チャンカン)
他の人加槓(カカン)した牌で上がると成立する役です。加槓とは、例えば「中」をポンしたあと、4枚目の「中」を持ってきたときに、ポンしたところにその「中」を加えてカンすることです。
海底撈月(ハイテイラオユエ)
最後に持ってきた牌で上がると成立します。
河底撈魚(ホウテイラオユイ)
他者が捨てた最後の牌でロン上がりすると成立します。
【中国語】進行・持続のアスペクト
今回は動作が進行中の様子や持続している状態を表す「進行・持続のアスペクト」を紹介していきます。中国語検定やHSKなどの資格を目指している方や中国語に興味のある方など、多くの人が読みやすいようにまとめましたので、ぜひご覧ください。
進行のアスペクト
「まさに~している」という動作の進行を表現するのが進行のアスペクトです。「正在+動詞+~呢」という形で表現します。この「正」「在」「呢」のうちどれかがあれば進行の意味を示します。
- 我 正在 收 电子邮件 呢。(私はまさに電子メールを受け取っているところです。)
- 你 正在 收 电子邮件 吗?(あなたはちょうど電子メールを受け取っているところですか?)
- 我 没(有) 在 收 电子邮件。(私は電子メールを受け取っているところではありません。)
上から順番に「正在+動詞~呢」「正在+動詞~吗?」「没(有)+在+動詞」の形になっています。
持続のアスペクト
肯定文
持続のアスペクトは動詞の後ろに「着」を付けて表現します。持続には
- 「~している」という動作が持続していること
- ある動詞の結果その状態が続いている場合
の2つのニュアンスがあります。
- 我 看 着 信 呢。(私は手紙を読んでいます。)
- 墙上 挂 着 一幅 画。(壁に絵がかかっています。)
否定文
持続の否定文は動詞の前に「没(有)」を置きます。①のときは「着」が消えますが、②のときは消えません。
- 我 没(有) 看 信。(私は手紙を読んでいません。)
- 墙上 没(有) 挂 着 一幅 画。(壁に絵がかかっていません。)
疑問文
疑問文では文末に「吗」を置く方法と「没有」を置く疑問文の2種類があります。
- 墙上 挂着 一幅 画 吗?(壁に絵がかかっていますか?)
- 墙上 挂着 一幅 画 没有?(壁に絵がかかっていますか?)
「着」を使った慣用表現
持続の「動詞+着」という文型は、慣用的に別の意味で表現されることがあります。いくつか紹介します。
- AしてBする
- 他 躺 着 看 书。(彼は横になって本を読みます。)
- 我们 要 试 着 原谅 自己。(私たちは試しに自分を許してみる必要があります。)
- ~してみると…
- 这 条 路,走 着 很 窄。(この道は歩いてみると狭いです。)
- ~しなさい
- 过 马路 看 着 点儿。(大通りを渡るときは気をつけなさい。)
最後に
いかがでしたか今回の内容はよく覚えておきましょう!