中国文化の紹介

中国文化や中国語など自分が興味のあることを中心に記事にしています。有名なものはもちろん、あまり知られていないことも記事にできればと思います。最近は中国語を学びたい人向けに、中国語の文法や発音について紹介しています!

【中国語】助動詞”可以””会””能”

今回は中国語の助動詞”可以”、”会”、”能”を紹介したいと思います。

助動詞”可以”

肯定文

「〜してもよい」という許可を意味する文章を表現したい時は"可似"を使います。
 
  • 你可以去、也可以不去。 Nǐ kěyǐ qù, yě kěyǐ bù qù. あなたは行ってもいいし、行かなくてもいい。
  • 哪里可以游泳。 Nǎlǐ kěyǐ yóuyǒng. 泳いでいいのはどこですか?
 

否定文

「〜してはいけない」と言いたい時は"不可似"あるいは"不能"と書きます。
 
  • 考试的时候不可以说话。 Kǎoshì de shíhòu bù kěyǐ shuōhuà. 試験中は話してはいけない。
  • 这里不能吸烟。 Zhèlǐ bùnéng xīyān. ここでタバコを吸ってはいけない。
 

いろいろな疑問文

 この助動詞にも様々な疑問文が存在します。一つずつ見ていきましょう。

 

「〜吗?」の形

例:可以给我一个面包吗? Kěyǐ gěi wǒ yīgè miànbāo ma? 一斤のパンを私にくれませんか?

反復疑問の形

例:可不可以给我一个面包? Kěbù kěyǐ gěi wǒ yīgè miànbāo? 一斤のパンを私にくれませんか?

「〜、可似吗?」の形

例:给我一个面包,可以吗? Gěi wǒ yīgè miànbāo, kěyǐ ma? 一斤のパンを私にくれませんか?

「〜、可似吗?」の反復疑問の形

例:给我一个面包,可以不可以? Gěi wǒ yīgè miànbāo, kěyǐ bù kěyǐ? 一斤のパンを私にくれませんか?

 

助動詞”会”

学習、練習などによって「~することが出来る」

「〜できる」という意味の文章は中国語にも存在しますが、ニュアンスによって使い分ける必要があるので注意しなければなりません。学習、練習によって「〜できる」と言いたい時は"会"を使います。
 
  • 我不会开车。 Wǒ bù huì kāichē. 私は運転できません。
  • 你会包饺子吗? Nǐ huì bāo jiǎozi ma? あなたは餃子を作れますか?
 
どちらも、先天的なものではなく、練習、学習で獲得するものですよね。このような時に"会"を使います。

可能性を示し「~だろう」「~するはずだ」

 また、「〜だろう」「〜するはずだ」というように、可能性を示唆する場合にも"会"を使うことができます。

 

  • 明天晚上他会看电影。 Míngtiān wǎnshàng tā huì kàn diànyǐng. 明日の夜、彼は映画を見るだろう。
  • 明天会下雨吗? Míngtiān huì xià yǔ ma? 明日は雨が降るだろうか?

 

助動詞”能”

客観的な条件があって「~できる」

さきほどの"会"と異なり、客観的な条件がある時の「〜できる」は"能"を使います。
 
  • 我能参加今天的活动。 Wǒ néng cānjiā jīntiān de huódòng. 私は今日のイベントに参加できます。
  • 我发烧了,不能去学校。 Wǒ fāshāole, bùnéng qù xuéxiào. 私は熱が出たので、学校にいけません。
  • 你能来开会吗? Nǐ néng lái kāihuì ma? あなたは会議に来れますか?
 
この場合、どれも自分の能力に関係ない理由で「できる / できない」となっていますよね。このような時に”能”を使います。
 

具体的な能力を示して「~できる」

前述以外にも具体的な能力に対して「~できる」と言いたいときも”能”を使います。

 

  • 他能用汉语写信。 Tā néng yòng hànyǔ xiě xìn. 彼は中国語で手紙を書けます。
  • 她能游一千米。 Tā néng yóu yīqiān mǐ. 彼女は1000メートル泳げます。

 

このように能力の到達度に言及する場合は”能”を使ってください。

 

練習問題

最後に練習問題を解いてみましょう!

 

 問題

 次の中国語を和訳しなさい。

  1. 你不可以吃饭。
  2. 你会说日语吗?
  3. 明天不会下雪。
  4. 弟弟能吃三个苹果。

 

 解答

  1. あなたはご飯を食べてはいけません。
  2. あなたは日本語を話せますか?
  3. 明日は雪は降らないだろう。
  4. 弟はリンゴを3つ食べられる。

 

間違えたところは見直しておきましょう!

最後に

いかがでしたか?今回は同じ意味でもニュアンスによって使い分けなければならないところを紹介しました。日本語にはない使い分けなのでよく復習しておきましょう!